生活のあらゆる場所に。Googleが考える「Android」の在り方

 現代では、PCよりもスマートフォン・タブレット台数の方が出荷されるようになり、「PCの時代は終わった」と言われ始めています。

その矢先であるにも関わらず、Googleの幹部は最近、メディアに対し「モバイルは終わった」と発言する事が度々、存在してきている。

現在のスマートフォン・タブレット端末の世界シェアは、安価なAndoroid端末がiPhoneWindows Phoneを遥かに凌ぐ割合でシェアを勝ち取っています。しかし、Googleが考える将来では、新たなデバイスの進化により、その市場は終わると考えている。

まさしくApple社のスティーブ・ジョブズ氏が自らの業界に自己破壊をもたらしたのと同様、Googleも自らが勝ち取った市場を、Google Glassなどの新たなデバイスで自己破壊させようとしています。

グーグルが考える今後の「Android」とは

 Android OSは元々、アンドロイド社が開発した後、Googleが買収。アンドロイド社はGoogle傘下となった。買収時、世界中の誰にでも無償で提供されるプラットフォームを作りたいとするアンドロイド社とGoogle社の意見が一致し、同じ目標に向け歩んでいくと語っていた事がある。

当時、マイクロソフトのWindows Phone、アップルのiOS、ブラックベリーのBlackBerryなどが競合相手として存在していたが、今ではスマートフォン市場の約79%、タブレット市場の約62%をAndroid OSが占める結果となった。

そのGoogleが「Mobile is over(モバイルは終わった)」と語る未来で、Androidはどの様に存在していくのか。その鍵を握るであろう、Androidのデザインを統括するマティアス・デュアルテ氏は過去に、今後のAndroidについて語っていることを情報サイト「Gigazine」が紹介しています。その中のデュアルテ氏のコメントを以下に引用。


「デザイナーは『モバイル』を1つの独立したカテゴリーとして捉えることをやめるべきです。5インチや7インチの画面にエネルギーを注ぐことももちろん重要ではあるけど、スマートフォンも腕時計型のウェアラブルデバイスも、もっと大きなディスプレイを備えたデバイスも、一貫した『プロダクト』としてデザインされるべきです」


「プラットフォームを越えた共通のデザインとして一貫したものを考えており、デバイスが進化を続けている段階なので、今すぐに実現可能なものではありませんが、デザイナーの責任はそれを見越してアイデアを出していくことにあります。デザイナーはユーザーのためにデザインするのであって、デバイスにあわせてデザインしてはダメです」「モバイルは終わった」と…|Gigazine

今後、Googleが考える「Android」の在り方は、人々のあらゆる場所にAndroidを持ち込み、Androidプラットフォームを概念の底から再構築することにあるという。

生活のあらゆる場所へ。「Android」の新しい形

 人々は今後、「更に多くのデバイスに囲まれ、人工知能に囲まれた生活を送る」と考えるGoogle社CEOのラリー・ペイジ氏の考え同様、Androidは大小様々なデバイスに組み込まれる存在となっていくとデュアルテ氏は考える。

小型のウェアラブルデバイス、テレビなどのワイドモニター、そしてもっと大きな車や家電製品など、全てを独立したカテゴリーに絞らず、そこから「世界中の誰にでも無償で提供されるプラットフォーム」の新しい枠組みを形成する。そして、次なる「Androidプラットフォーム」の形となっていくのだという。

このような動きには、AppleのiOSもカーシステム「CarPlay」や、iWatchとの関連性がささやかれる「ヘルスプラットフォーム」の存在もあり、同じ様なOSプラットフォームとなっていくのではないかと予測する事ができます。

今年の6月には、「Google I/O 2014」が開催予定。その時にはより一層、次なる「Android」の形が見え始めてくるのではないでしょうか。新たなプラットフォームの形、そして、Googleが考える今後の在り方に、多くの関心が集まっていくのかもしれません。

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