燃料は水と空気、ルノー・日産も実用化を目指す次の電気自動車

 電気自動車は現在、エンジンと電気モーターを搭載したハイブリットカーから、100%電力で走行するフルEVが存在しています。しかし、CO2を排出しないクリーンな電気自動車の普及は進んでいると言えないのが現実です。

米国時間12日には、EV開発の米国大手テスラ・モーターズ社が世界規模での電気自動車普及を目指し、EV開発に関する全特許を公開する異例の動きを見せるに至っています。

そんな中、世界的企業Alcoa(アルコア)のカナダ法人・Alcoa Canadaとイスラエル企業のPhinergyは6月、アルミニウム空気電池を備えた電気自動車を初公開、実際に試験走行をおこなってみせた。

空気と水、そしてアルミニウム電池で走行できる次世代EV

 公開された自動車は、水と空気で走行する「空気アルミニウム電池自動車」。ガソリンではなく水を給水し、水とアルミニウムの反応で生まれるエネルギーを動力として利用する。

アルミニウム空気電池の特徴は、1回の給水で約1600kmの走行が可能であり、走行可能距離が長い。また、アルミニウム空気電池を採用することにより、ガソリン車と同等の価格になるとも考えられています。

アルミニウム空気電池は従来のバッテリーとは大きく異なり”充電する”という事が無く、アルミニウム空気電池は使い終わったらカートリッジを交換する。使い終わったカートリッジは原料のアルミニウムとしてリサイクルが可能。その為、大幅にコストダウンできるようになるという。

この他にも、アルミニウム空気電池は自動車以外での応用にも非常に優れているとの事だ。


同電池は電気自動車以外にも用途がある。定置型だ。病院やデータセンターなどさまざまな非常用電池として利用でき、防衛用途にも適するという。使用を開始するまで無制限に貯蔵しておくことができ、水を追加するだけで電力を取り出すことができるためだ。さらにエネルギー密度が高いため、非常時など、初期に対応するための電池としても優れるという。L空気と水とアルミで1600km走る…| ITmedia

なお、このアルミニウム空気電池を搭載した電気自動車をルノー・日産が開発・量産し、早ければ2017年に実用化する計画であると、海外の情報サイトが報じています。

しかし、アルミニウムのリサイクルには大きな電力が掛かってしまうとの指摘があり、今後、リサイクル部分までを含めた利用法・開発手段に注目が集まっています。

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