2014年6月2日月曜日

ICT農業 富士通が新規事業に見据え「低カリウムレタス」の発売を拡大へ

 国内大手のエレクトロニクスメーカー富士通は、福島・会津若松の野菜工場にて、最先端のICTで農作物を育てるプロジェクトを進めています。

今回はオウンドメディア「FUJITSU JOURNAL」で紹介されている、富士通が取り組む「ICT×農業」を紹介したい。

クリーンルームで生産する「低カリウム野菜」

富士通が栽培する野菜は、半導体製造工場を転用したクリーンルーム内でつくられている。今年2014年1月から大規模な運用が始まったとの事です。
このクリーンルームは、野菜が育ちやすい環境のもと、農業の宿命でもある天候には左右されない。それに加え、クリーンルーム内はホコリや雑菌を徹底的に削減しているため、栽培した野菜は洗わずに食べられることも可能なのです。

またICT技術のコントロール下であるため、一年中安定した野菜の収穫も可能。ここがICT、そしてクリーンルーム栽培の一番の強みと言えるでしょう。半導体メーカー富士通が誇る徹底したICT管理だからこそ、取り組めるプロジェクトだと言えます。
そしてそこで作られるの野菜も、ただの野菜ではないのです。現在、富士通のやさい工場で栽培されている「低カリウムレタス」。低カリウム野菜は腎臓を患う方でも食べやすい生野菜です。これに関しては、以下に引用しました。
腎臓を患うとカリウムの排泄が滞って体内に蓄積され、血液中のカリウム濃度が上昇して不整脈に陥ることがあります。そのため、そのまま生で食べるのは避けた方がよく、水に溶けやすい性質のカリウムを茹でて少なくするなど、食べるときに工夫がいるのです。

リーフレタスは、そのカリウム含有量が多い野菜の一つ。サラダでおいしい野菜ですが、腎臓を患う方々は、リーフレタスを食べる際は上記のように何かしら調理しないといけませんでした。本人も家族も、いろいろ大変だったのです。

そんな、腎臓を患う方でも、カリウムを気にせずに生で食べられるのが富士通が作る「低カリウムレタス」。このレタス、なんとカリウム含有量を約80%も低下させた画期的なリーフレタスなのです。富士通がレタスを作っている?...|FUJITSU JOURNAL
現在では2,000平方メートルの実装面積を有し、低カリウム野菜を栽培する工場としては国内最大級規模の富士通。このノウハウを活かし、農業向けの経営支援サービス(SaaS)「Akisai」を融合。
食・農クラウド「Akisai」は、ICT農業で重要になる生産データの一元管理を可能にする他、経営・販売など農業経営に必要な全てのデータを「見える化」して管理するクラウド型システムです。

野菜栽培を富士通の新規事業として見据え、ネット販売などの一般発売も

 会津若松のAkisaiやさい工場は、2月から低カリウムレタスの量産を開始し、5月には先行的に福島県や首都圏の病院、旅館への販売が始まっています。
また、ネット販売も随時拡大し、販路を広げていく。今後、ICT農業の市場価値は国内外で高まる傾向にあり、海外では検索大手のグーグルも農業の未来に興味を示していることも事実。

富士通は今後、レタスだけでなく葉物野菜を中心に、さまざまな機能性野菜の生産に取り組み、富士通の新規事業として見据えていく考えだという。
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