2014年5月2日金曜日

ガラケーの二の舞となるか。従来のテレビ業界とスマートテレビ時代

 Amazonは4月、自社製のテレビストリーミング「Fire TV」を発表。その他にもGoogle製の「Android TV」やApple製の「iTV」開発中の噂も絶えない。近年のネット界隈では、スマート・テレビ時代の到来がささやかれ始めている。

スマートテレビについては、当ブログでも4月に、いくつかの記事を書いています。詳しくは以下リンク先の記事を見て頂きたい。

Apple・Amazon・Googleまで。多様化するテレビ市場の先にあるもの(2014年4月8日更新)

その中で、4月に飛び込んできた米国の「インターネット広告市場がテレビ広告市場を抜いた」というニュース。インターネット広告とテレビ広告市場の逆転現象は前々から確実視されていた事ではあったが、予想よりも3年程早い出来事に、ネット上では話題を集めました。
しかし、この情報源となったソースのひとつに誤解が存在している事も報じられている。ソースとなったIABの調査レポートには、インターネット広告売上高は428億ドル。一方、ブロードキャストTV広告売上高は401億ドルという調査結果が記載されていました。しかし、この結果には説明文が付け加えられていた。
Internet advertising revenue now represents 57% of all Television (Broadcast and Cable) advertising.

インターネット広告売上高は、ケーブルも含めた全TV広告の57%になったということだ。つまり、IABではTV広告をブロードキャストとケーブルとに分けて計数しているのである。米国のTV広告は健在...|media pub
この点に関しての指摘は、情報サイト大手「THE WALL STREET JOUNAL」のBlogsカテゴリーでも取り扱わられており、TV広告は依然として広告市場のトップに君臨している事が分かります。

ネット広告とTV広告が逆転を迎える時、従来のテレビ業界は衰退するか

 現在でも広告市場のトップに位置するテレビ広告。しかし、急成長するインターネット広告が広告市場のトップに立つ事は、時間の問題とされ、確実なことだと言われています。IT産業が盛んな米国では、今後3年程でネットとテレビの広告売上高は逆転するという。
その中で気になる事に、OSを搭載したAndroid TVやiTVのスマートテレビ機器がある。そしてもうひとつ、既存のテレビ業界並びにローカルなテレビ番組の行く末が気になっていく。

テレビ広告自体、急成長するインターネット広告に及ばずとも、毎年5%程の成長が見込まれ、踏ん張りを見せると言われています。しかし、今までのテレビの在り方は変化し、順応していかなければ成らない。

Googleの会長が以前、新しいテレビの形について発言したことがあるが、スマートテレビ時代の番組はインターネットを介し、膨大なチャンネル数とジャンルを視聴ユーザーに提供すると言われている。
Googleの元CEOであり、現在は会長のエリック・シュミットさんはYoutubeのユニーク・ビジターが10億人を超えた時のインタビューで、Youtubeが将来テレビの変わりになるかという問いに対し、次のように答えています。

「何を言っているんだい?もう変わりになっているじゃないか。」Google元CEO...|SPACEBOY
また、今後もモバイル端末などのセカンドスクリーンの更なる台頭など、マルチスクリーンの存在があります。今の10代から20代にとって、3〜4年後にはモバイル端末はセカンドスクリーンではなくなる。つまり、数年後は「テレビ番組はテレビ画面で見る」という時代ではないという事だ。
「全国スマートフォンユーザー1000人定期検査」によると、スマートフォンで動画を視聴した経験を持つユーザーは8割超で、半数以上が、「週1以上」動画を視聴していることが11日、わかった。

また、スマートフォンでの動画視聴を「ほぼ毎日」と回答したユーザーは25%に達し、10代では「ほぼ毎日」が43.6%にのぼった。スマホで動画視聴、10代...|VentureNow
今後のスマートテレビ時代に、既存のテレビ業界が必要な事はひとつ、インターネットへの柔軟な対応とインターネットを活かしたサービスの多様化である。例えば、LINE株式会社が発表したLINEビジネスコネクトの一部では、リアルタイムによるテレビ番組へのメッセージ投稿・投票システムの提供が可能。

最近ではニュース番組がTwitterと連動する動きがあるが、そういったインターネットへのサービス浸透が既存のテレビ局、そして番組にとって大きな鍵となっていくはずなのです。

スマートテレビでは世界配信の可能性が広がる一方、視聴ユーザーを争うライバルは世界、そしてYouTuberニコニコ生放送ツイキャスなどの「個人」による動画配信者に存在していく。
分野が少し変わるが、海外生まれのスマートフォンやサービス到来の中、ガラパゴス携帯、そして独自のiモードサービスに依存し続け後退した国内の某通信企業の二の舞にならない為にも、到来が近いスマートテレビ時代。局や番組など、既存のテレビ業界は己の柔軟な対応と判断力が今後、より一層、大事となっていくはずなのです。
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