2014年5月16日金曜日

情報展開の「Google Glass」と極秘開発の「iWatch」。その訳とは

 発売前から当ブログにて、何度か取り上げてきたウェアラブルデバイスの「Google Glass」と「iWatch」。今年6月2日から予定されているアップルのイベント「WWDC 2014」と25・26日に予定されているグーグルの「Google I/O 2014」を前に、注目がより一層集まり出しています。

最近では、Google Glassが一般向けに在庫限りの1日限定発売(製品はあくまで試作品)までおこない、発売間近を期待させる展開となってきています。しかし一方のアップルは、iWatchに関する正式な情報公開は一切ありません。

アップル、情報流出合戦への対応と長年の戦略

 元々、アップル社はリリース予定の製品やプロジェクトに関し、過度とも言える程の内密裏にプロジェクトをおこなう企業として有名。パソコン全盛期以降、特にアップルは自社の情報流出に気を配っています。
iWatchに関しても「情報流出防止」が最優先課題なのは当たり前。腕時計型ウェアラブルのiWatchは、アップルが世に生み出してきたスマートフォン(iPhone)、タブレットPC(iPad)以来の革新的な次世代型のデバイスでもあります。

数年前、腕時計型ウェアラブルというキーワードを含んだ最初の大きな情報も「Apple」でした。しかし、その後は開発の遅れなどがささやかれる間に、韓国のサムスン社が腕時計型ウェアラブル「GALAXY Gear」を発表、発売に踏み切るスピーディーな事業展開を決行。
その後は様々な企業が相次いでメガネ・腕時計型ウェアラブル端末の発表、発売に至っている。一足先に「GALAXY Gear」を発売したサムスン社は、アップル社のiPhone等のコア部分を製造する一方、両社は長年、技術開発などの様々な利権を巡って争い続けています。

それだけに、アップル社はiPhone・iPadに次ぐ次世代の主力デバイス「iWatch」に関し、リークなどからある程度の情報を掴むメディアに対しても、一切の情報を発信したくないのが明確なところでしょう。

プロモーションを進める「グーグルグラス」。最初の課題

 メガネ型ウェアラブル「Google Glass」に着手するグーグルは、開発の初期段階から情報発信を積極的におこなってきている。開発者向けという形で、期間限定・数量限定などの一般発売もおこなっています。
また、グーグルの共同創設者セルゲイ・ブリン氏は開発当初からGoogle Glassを着用し、自ら積極的にテスト、プロモーション活動をおこなっています。以下のツイートは、開発初期頃に地下鉄で目撃されたGlass着用のセルゲイ・ブリン氏。

また、Google Glassは今までに数十ヶ月に渡り、一般の開発者ユーザー達からフィードバックを集め、それを元に改良を続けています。Google Glassの様なメガネ型ウェアラブルは、iWatchなどの腕時計ウェアラブルと比べ、大きな課題が存在する。

一番の課題は、ウェアラブル端末に慣れてない人々が初めからウェアラブルを顔面に装着しないのでは無いかという懸念があります。装着するユーザーは視界に様々な情報が出続け、その周りに居る人々は「メガネ型ウェアラブルで撮影されているのではないのか」という違和感を生じる恐れがある。

実際、過去にGoogle Glassを着用した男性が映画館から追い出されたり、女性ユーザーがバーで他の客に暴行を受けるなどの事件が起きています。Google Glassをリリース予定のグーグルは、腕時計型ウェアラブル以上のプロモーションとアプローチが絶対的に必要なのです。
そのため、開発当初から積極的に情報発信をおこない、魅力的なプロモーションを相次いで打ちに出ています。Google Glassを成功させる為には、限りなくデバイスの値段を安価にするか、顔面にウェアラブルを装着するという違和感をリリース前からできる限り無くさなければならない。

米国内でもっとも影響力があると言われる有名ブロガーのロバート・スコーブル氏は、Google Glass愛用者として知られ、過去にGlassの決定的な問題点について語っている。
「顔面に装着するデバイスというのは、現代で最も議論を呼ぶプロダクトとなるだろう。誰だってアップルのiWatchと比較したがる。それはすなわち、Google Glassの不人気ぶりを伝える記事が量産される結果につながる。」Google Glassは...|Google Glass Info
「グーグルは早急に手を打たなければならない。さもなくば、Google Glassは急速に台頭しつつあるスマートウォッチに関心を奪われてしまうだろう。もしも、アップルのiWatchが先に一般発売を開始すれば、Googleがより厳しい立場に追い込まれることは間違いない」Google Glassの...|Google Glass Info
つまりグーグルはウェアラブルユーザーを、受け入れやすいと言われるiWatchなどの腕時計型デバイスに流れない様、発売前から人々を魅了しなければいけません。iWatchの様にリリース直前まで非公開で進めていたら、Google Glassをユーザーに受け入られる事は限りなく低くなってしまう。
それ故に開発初期からの積極的な情報発信・プロモーション活動と同時に、利用者からのフィードバックを集め、人々が違和感無く受け入れやすい顔面装着型のデバイスを改良し、完成させなければならない。

多くの人々と世界各地のメディアに注目されるグーグルのI/O 2014、アップルのWWDC 2014は今年6月に開催予定。その時には更に、両社の次世代端末の全貌が見えてくる事でしょう。
このエントリーをはてなブックマークに追加

日々、国内外の最新情報をお届け中!フォローして更新情報を受け取ろう

[PR]ピックアップ・おすすめ情報

国内430万人超が使っている月額500円の見放題・動画配信サービス!9万以上のコンテンツをPC・タブレット・スマートフォンは勿論。Chromecast、Apple TVから楽しめる。
【dビデオ powered by BeeTV】
映画・ドラマ・アニメなどの動画が最新作から名作まで!電子書籍も読め、スマホで550ch以上の音楽放送も!PC・スマートフォン・タブレット・テレビに対応!
U-NEXT~日本最大級のビデオ・オンデマンド~