2014年4月16日水曜日

ソーシャルゲーム市場は衰退するのか、進化するのか

 一般社団法人・JASGA(日本ソーシャルゲーム協会)から4月1日、LINE株式会社が離脱した事が分かった。3月31日付けでLINEが同協会を脱退、LINEの森川亮社長は協会理事を辞任したという。

JASGA(日本ソーシャルゲーム協会)

 発足したのは今から1年半前の2012年11月。当時、携帯電話向けのゲームが流行しはじめたと同時に、未成年者が月に何万円もつぎ込むアイテム課金型のサービスや、コンプガチャの実態に消費者庁が違法判断を下した。この規制の荒波を乗り越えるべく、業界が手を組み着手したのが日本ソーシャルゲーム協会の設立。
JASGAは、安心して利用できるソーシャルゲーム環境を利用者に提供するために、独自のガイドラインを作成するなど、信頼できるプラットフォームの構築を目指すことを発表。しかし、中身は自分達で自分達を認め合うものであり、規制能力をあまり持たずにいた。
一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)の協力を得て、運営体制基準に基づく審査を開始。その結果、グリーの「GREE」、サイバーエージェントの「Ameba」、DeNAの「Mobage」および「Yahoo! Mobage」の4つのプラットフォームが、運営体制基準を順守する体制を構築していると認定した。ソーシャルゲーム協会...| INTERNET Watch

LINE、JASGA脱退が意味するものは

 現在、ソーシャルゲームを取り巻く環境は大きく変わっている。ユーザーはゲーム会社が提供するプラットフォームよりも、Google PlayApple App Storeのオープンなワールドプラットフォームを利用するようになっています。
大きな収益をあげている「バズル&ドラゴンズ」を運営するガンホーやコロプラ等はソーシャルゲーム協会に加入すらしていない。こういった現状が、LINEが脱会を決めた要因のひとつだと言える。なお、脱退に関してLINEの見解は以下。
「ソーシャルゲームをメインとするプラットフォーム事業者と、スマートフォン(スマホ)でのコミュニケーションをメインとするLINEではビジネスモデルが異なることから、さまざまな協会施策について、共同歩調を取れない事もあり、LINEとしては、独自の安心安全なインターネット環境構築を推進していく方がより良いと考え、退会させていただくことにした次第です」――。LINEも見捨てた...|日経ビジネスオンライン
 LINEは過去に、NHN Japan株式会社から「LINE株式会社」と「Hangame株式会社(現NHN PlayArt株式会社)」の二社に会社分割している。LINEはライブドアブログやNAVERまとめ、メッセンジャーアプリ・LINE等の事業運営をおこなう。
Hangameはゲーム事業をメインに、ゲームプラットフォーム「LINE GAME」向けのアプリを制作・運営し、現在、国内外でゲーム事業の展開をおこなっている。

しかし、LINEが脱退する本当の理由は、意味を成していない形だけのJASGAから離れることで、今後のLINEのイメージ悪化を少しでも避けたい狙いがあると考えられています。この一連の流れからメディア内では現在、JASGA解散の情報が飛び交っている。

これからのソーシャルゲーム。無くなるものと有り続ける事

 LINEが脱退したJASGAは今後、コンピュータエンターテインメント協会や、日本オンラインゲーム協会への合流を視野に入れているのだとか。「任天堂の倒し方、知らないでしょ? オレらはもう知ってますよ」なんて言葉が懐かしいですが、この動きは妥当なもの。

今や、スマートフォン以外の様々なゲーム端末でも容易にネット接続が可能となっています。更に今後は、テレビなどのワイドモニターをもネット接続が普通な時代へと動き出している。
プラットフォームとして機能するのは、Google PlayやApple App Storeとなり、もはやゲーム会社が提供するプラットフォーム含め、一般社団法人・JASGAのような存在意義は無くなっていく。ソーシャルゲームという言葉自体が無くなるかというと、それは無いとも言えるし、あるとも言えるでしょう。

今後、ソーシャルゲームの在り方は大きく変わっていく。ワールドプラットフォームが誕生し、様々なデバイスから接続・利用・共有できるクラウド型のゲームシステムが、これからの「ソーシャル・ゲーム」として位置していく。4億人のユーザーを抱えたLINEは、そこを見据えていると考えられます。
今後、ソーシャルゲームは形を変え、無くなっていくものもある。死語となってもおかしくはない。最近では、Facebookが買収した仮想ゲーム技術「Oculus VR」辺りが次世代のゲームの在り方を見い出していく存在ともなる事でしょう。

これからのソーシャルゲーム、そしてその次の新しいゲームの形に、期待していきたい。
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