2014年4月12日土曜日

Google GlassとiWATCH。2014年から始まる自己破壊と完全勝者

 このところ、海外を中心にウェアラブルコンピューター、Google Glass」と「iWATCH」の情報が飛び交うことが多くなっている。この流れをみると長年、噂されていたウェアラブルデバイスのお披露目もそう遠くはないと考えられます。

iWATCHに関しては、アップル側からの正式な発表が今のところ無いに等しいため、確実なものと言える訳ではない。しかし、それとは正反対にグーグルは、自社製メガネ型ウェアラブル「Google Glass」のプロモーションに全力を尽くしてきている。

Google Glass解禁まであと一歩??

 4月8日(米国時間)にGoogleは「Glass at Work」という企業・開発者向けのプログラムを開始した。Google Glassの用途拡大を計る目的で、医療や防犯・防災救助での応用に加えて、スポーツ・アスリートによる導入などを支援していくという取り組みである。
プログラムの中では消防が開発したGlass用アプリや、ニューヨーク市警で実験的に扱われている警官向けのアプリについても紹介されています。
New York Timesの記事には、Glassを着用して練習するNBAインディアナ・ペーサーズの選手の写真も掲載されている。こちらの例では、CrowdOpticが開発したシステムを使って、選手の目からみた映像をファンに配信することなどが想定されているという。Google Glassを仕事の場...|WirelessWire News
 なお、4月15日にはGoogle Glassを1日限定で一般発売すると発表。価格は1500ドル(15万2000円程)。発売は米国のみの数量限定となる見通しで、正式の一般発売とは異なる。

Googleは今年3月に「商品化前にまだ当面フィードバックが必要」と説明しており、今回の1日限定の購入者は「Glass Explorer(グラス探検家)」として位置づけされるという。しかし、今年中の発売はまず間違いないでしょう。

気になる「i WATCH」の動向は??

 一方、依然としてAppleからの正式な情報はないものの、アップルが腕時計型情報端末(iWatch)の開発を進めているという話は、数年前から海外の大手メディアを中心に、軒並み報じられている。
現在で新しい情報は、台湾のEconomic Daily News(経済日報)が報じた「Appleによる待望のスマートウォッチiWatchが2014年第3四半期に登場する」という記事。記事の中では「AppleはiWatchのプロセッサを開発中だが、チップの製造はサムスンに外注する予定」などと書かれている。

意外と知られていないが、アップルとサムスンは長年、権利を求めて争いを続けている一方で、iPhoneのコア部分はサムスンが生産する「片方は握手、もう片方で殴り合い」という関係が続いている。

すでに、サムスンが一歩お先に自社のスマートウォッチ「GALAXY Gear」を発表しており、Google Glassが発売される今年中に、アップルも何かしらのアナウンスをおこなう事が予想されています。

2014年。再びはじまる「自己破壊」と「完全勝者」

 2007年、ジョブズ率いるアップルが、コンピューターを小型の携帯電話「iPhone」に組み込んだ事によって、モバイル・コンピューターが飛躍的に普及、パソコン市場を事実上破壊した。

今や世界ではデスクトップPCの数よりも、スマートフォンやタブレットPCの台数の方が多くなった。それだけでは無く、ソーシャルメディアが爆発的に普及し、人々は発信・拡散の大きな個人権力を手にした。まさにモバイル市場はアップルが起こした偉大なイノベーションといえます。
しかし、そのモバイルの時代も終わりを予感されている。現在ある「モバイルファースト」という言葉の通り、企業やネットサービスはモバイルユーザーを第一に扱うようになっており、その流れはモバイルウェブから、モバイルアプリに急速に移行している。今やモバイル利用はアプリ9割、ウェブ1割だ。

そして、その場に今後登場するのが「ウェアラブル・コンピューター」。Googleが傘下におさめていた携帯電話機大手モトローラ・モビリティを、中国のパソコン大手レノボ・グループに売却した理由に、Googleはモバイル市場のこれからに、完全に見切りを付けたとも言われています。
今後、ウェアラブル普及とともにモバイル市場は後退していくでしょう。モバイル市場の世界シェアを獲得するサムスンが一足早くウェアラブル端末「GALAXY Gear」をリリースしたのも頷ける。今後、数々のウェアラブルデバイスの登場で、モバイル市場は静かに終わりの方向へと歩み出す。

そして、今年中に本家・グーグルとアップルがこのウェアラブル市場に名乗りを挙げる。この流れの中で面白い点が、Google GlassはiOS端末のモバイルコンピューターに対応するという事だ。ただ対応する訳では無く、iPHONEユーザーもGoogle Glassを経由して、次世代のスマート体験をおこなうことが可能になる。
勿論、グーグルはiWATCHが活躍する腕時計型ウェアラブルの分野にも手を抜かない。Google Glassを手掛けながら、Android OSをベースにしたスマートウォッチのAndroidプラットフォームを構築していく。
Googleはすでに家電メーカーASUS、HTC、LG、Motorola、Samsung、半導体メーカーBroadcom、Imagination、Intel、Mediatek、Qualcomm、そしてファッションブランドのFossil Groupとの提携を発表。今年後半にAndroid Wear搭載スマートウォッチを発表するとしている。米Google、ウェアラブル...|INTERNET Watch
このグーグルの動きは、腕時計型ウェアラブル(スマートウォッチ)の分野において、iWATCHが正式リリースした後のiOS完全勝利を嫌っての動きであるとも考えられます。

実際、モバイル市場でおこったiPhone(iOS)と、Androidながら独自OS開発の噂が絶えないサムスン・GALAXYの二極化。それを嫌って、当時、モトローラーなどの企業を買収・支援したグーグルの動きと同じとみえる。
今後、グーグルは顔面装着型のウェアラブル市場独占を考えながら、腕時計型ウェアラブルにおいても、Android OSでのユーザーシェアを獲得し、マネタイズを計るでしょう。

顔面装着型のウェアラブルよりも、スマートウォッチ型のウェアラブルにユーザーの心を奪われてしまった場合の方向転換も素早くおこなえるはずです。なぜならAndroidプラットフォーム(Android Wear)が保険となる。

このウェアラブル市場が加速した先には、「モバイル」というものに対する考えも自然と無くなっていく事でしょう。そして、ウェアラブルの市場においても、世界シェアを勝ち取るのはアップルのiOSでは無く、Androidを有するグーグルになる可能性が、極めて高いと考えられます。
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