2014年4月10日木曜日

Facebookメッセンジャーが単体化。その先に見えるFacebookの戦略

 米・交流サイトFacebookは、同サービスのモバイルアプリ(iOS・Android)からメッセージング機能を削除し、メッセージングは単体アプリ「Facebookメッセンジャー」でのみ機能する計画である事が今回、正式に分かった。

今後、一部Andorid端末、Windows Phoneを除き、モバイルでのメッセージングは、Facebookメッセンジャーでおこなうこととなる。なお、今回の変更により、システム通信の高速化に繋がるとのこと。

単体化するフェイスブックサービス

 Facebookメッセンジャーの単体化の動きは数ヶ月前からあり、今回、正式にシステムに反映する形となった。この背景に、やはり「プライバシー」に関する問題は否めなく、実際、オープン過ぎるFacebookに嫌気をもつネットユーザーも多い。
キッカケになったと言われる事に、昨年後半に話題となったFacebookの若者離れがある。米国を中心に、海外の10代層がFacebookの利用をやめ、他の新興アプリ、主にメッセージングアプリ市場に流れ始めていた。

若者のFacebook離れが進んだ経緯に、自分の投稿・写真、友達との交流が親世代に見られるのを嫌がる若者が多かったと指摘されていた。そんな中、米国の10代に人気を託していた新興アプリ「Snapchat」に対し、Facebook社が約3000億円の買収案を提示したが、Snapchatはそれを断った経緯がある。
その後のFacebookの収支会見で、同社CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は重要なメッセージを発信していた。
「当社の構想は、ユーザーがどんな相手とでもシェアできる製品群を作ること」とZuckは言った。「友達全員と同時にシェアしたい人ばかりではない。最近の成長傾向は、いくつもの別々のグループの人たちとシェアする機能を提供することだ」。

「Messengerは、かつてFacebookの一機能のように感じられたが、もっと単独アプリに見せようとしている」と彼は付け加えた。「メインアプリから取り出し、Messenger自身の体験を与える余地を与える。今われわれは真に良いものにすべく手を加えているところだ」。ザッカーバーグ、ようやく...|Techcrunch
今後、Facebook周辺のアプリは、Facebookのサービスとは個別化を測りユーザーに提供する。その事によって、Facebookはプライバシーに敏感な層への流出を防ぎたいと見える。少し前に買収した、メッセンジャーアプリ「WhatsApp」も、現在ではFacebook傘下ながら独自のサービス提供を続けています。

この他にもFacebookは、メインアプリ以外に単体アプリとしては「Facebook Camera(iPhone)」、「Facebook Home」、「Paper(日本未対応)」、「Instagram」がある。アプリ以外にも仮想現実技術の開発をする「Oculus VR」も今ではFacebook傘下となっている。

単体化した先に見える、Facebookのマネタイズ

 現在、Facebookは広告による利益に依存しており、周辺サービスの単体化を見据えた先に広告以外でのマネタイズ構想を垣間見ることができます。WhatsAppのライバルであるLINEは、スタンプ・ソーシャルゲームでの課金によるマネタイズに成功をおさめている。

今回、変更のあったFacebookメッセンジャーもスタンプ機能を搭載しています。しかし現在のところ、このスタンプ機能はあまりFacebookユーザーに好まれていないのだとか。ですが今後、LINEはスタンプの完全オープン化を戦略のひとつとして控えており、このタイミングで、業界やユーザーに新たな変化がもたらす可能性があります。
そのためにもFacebookメッセンジャーの単体化、WhatsAppの独自性を保たせる意味は大いにあります。日本ではLINEが王者として君臨しておりますが、グローバルに見るとメッセンジャー市場もまだまだ未開拓の地があり、市場の成長が期待できる。WhatsAppを含めたFacebookの勝ち目はあると言えるでしょう。

Facebookの手には「Oculus VR」の大きな分野開拓もあり、INTERNET.orgという大義名分な部分も存在する。勿論、ザッカーバーグ氏、そしてFacebook社もそれら全てを見据えた先のビジネスを日々構築しています。その上で今後どのような動きがあるのか、大いに注目していきたい。
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