2014年3月29日土曜日

Facebook化するTwitter。いったいどこへ向かうのか

 このところ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス大手の「Twitter」が仕様変更を繰り返し、話題を呼んでいる。元々、Twitter社は頻繁にシステムの仕様変更、ユーザーインタフェース部分を微調整する事でも知られているが、ここ最近の動きは特に注目を浴びていたりする。

核となるメイン機能・リツイートを廃止!?

 モバイル情報サイトのアプリオによると、Twitter社はサービス上の機能「Retweet(リツイート)」という用語を廃止し「Share(シェア)」に置き換えるテストをおこなっているという。実際、リツイートとシェアに機能的な大きな違いは無い。しかし、Twitterのユーザー内ではこの「リツイート」という呼び方・拡散方が浸透しており、「RT(アール・ティー)」などとしても呼ばれ、親しまれている傾向がある。
このテストは、公式アプリのiOS版およびAndroid版で確認されている。Twitter上では「ここはFacebookじゃないんだよ。僕はRTしたいんであって、シェアしたいわけじゃない」、「なんでTwitterはこんなことしてるの?」などと、批判的な意見が出ている。Twitter、リツイートを廃止か|アプリオ

投稿写真にタグ機能を実装。実名制SNSに近づくか

 Twitterのサービス上で、Google+やFacebookとの大きな違いは匿名アカウントを持てるところだろう。また、一度の投稿は140文字という制限が有り、友達では無く、フォロー・フォロワーで繋がるなど、Facebook等と比べると、かなりフラットなSNSだという事は一目瞭然。この、140文字以内の制限が合ったからこそ「〜〜なう。」という言葉が社会に広まり、好まれた経緯もある。

しかしここに来て、そのフラットが売りなサービスが一段変わるかも知れない。3月26日、Twitterは、ユーザーが投稿する写真にタグ付けすることが可能になる機能を公式アプリに追加。より実名制・現実世界に近いFacebookやGoogle+などのSNSではお馴染みの機能が実装された。また、タグ付けに使う文字数は140字の制限外になるとの事で、事実上、タグ付けした場合は140文字以上の投稿が可能となる。

ユーザーは困惑必須!?ツイッターが見据える先は

 Facebookなどとは違い、実名制を基本としないTwitter。実際、匿名のユーザーも非常に多い。繋がりもフォロー・フォロワーなため、現実に会ったことのない人の方が遥かに多いはずだ。そうしたユーザーにとっては、写真にタグを付けられるのは好ましく無いはずである。
また、リツイート機能の廃止の検討等、なぜこれまで築き上げてきた従来のサービスを変えようとしているのだろうか。写真のタグ機能は利用するユーザー層もとより、機能自体は新たなコンテンツ・コミュニケーションの発展等のメリットが存在する。しかし、ここまでTwitterが試行錯誤を依然と繰り返す背景に、ユーザー数が関係しているのは否めないはずだろう。

Facebookはユーザー数、世界10億人を越える。Twitterも現在では5億人を軽く越えているというが、最新のデータでは月間アクティブ・ユーザーは2億4100万人程、上場後も順調に成長を遂げている様にも見えるが、近年急速に拡大したLINEなどのメッセンジャーアプリ市場は、5億人越えのサービスが次々誕生し、今なお急成長を続けている。その中、ソーシャルメディアでは絶対王者とされていたFacebookも今では後退期到来の声がささやかれている。比較的順調にも見えるTwitter社も、明日は我が身と懸念するところはあるかもしれないのだ。
また、実名制では無いTwitterは以前から、誹謗中傷・スパムの問題が良くとりだされていた。そのため、少しでもユーザーの現実世界との繋がりを強めていきたいという考えも存在するのかもしれない。
先日、タレントのエド・はるみさんが亡くなったというデマがTwitterで話題になりました。エドさん自身も怒りをあらわにしつつ、匿名でデマを発信しても責任を負わされることのないシステムについて「怖すぎる」と主張しています。Twitterでのデマ・中傷は責任なし?...|アメーバニュース
 しかし、逆に現実世界との結びつきを絶対とするFacebookは、プライバシーに関し、ユーザーとの問題が後を絶たない。もとい、インターネット上は本来、遠く離れた人と繋がれる場でもある。流れが早く、競争が厳しいインターネットビジネスの中、Twitterは独自の進化を遂げて欲しいと思うユーザーは私を含め、多く存在するのではないだろうか。
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